ご利用案内

リハビリテーション科

当院のリハビリテーション科は、理学療法士6名、リハビリ助手2名、受付1名の計9名で理学療法による治療を行っております。
リハビリテーション室は1号棟1階に運動療法室、2階に物理療法室があり入院・外来ともにリハビリテーションを行っております。

整形外科領域

主に骨折や変形した膝や腰の手術後などに座る・立つ・歩く等の身体機能低下が生じてしまった方に対して
運動療法(筋力トレーニングや動作練習等)や物理療法(温熱・電気等の機械を使用した治療)を、行っております。

外科領域

がんの手術前後に呼吸機能の維持や改善を目的とした呼吸リハビリテーションを用いて回復や維持、悪化予防を行っております。

 

整形外科・外科などの外科手術後の患者さまに関しましては、手術日翌日や医師の許可にて、できる限り早い時期からの介入を行い、十分なリスク管理を行いながら早期離床を進めております。
手術を行わない患者さまも早期介入・早期離床を目指し積極的な介入を行っております。

 

内科疾患

肺炎や血液疾患の治療等による長期臥床により機能低下を起こしてしまった方へ、
自宅復帰に向けたリハビリテーション介入によるADL(日常生活動作)の獲得を図り、
本人およびご家族様が退院後により円滑な生活が送れるように動作練習や必要な福祉用具の提案、
介助方法の指導などを行っております。

外来

運動療法を用いたリハビリテーションを積極的に行っており、変形性関節症の保存治療や腰痛の方に対し
関節可動域などの機能改善や動作練習を行い疼痛の軽減やQOL(生活の質)の向上を患者さまと共に目指していきます。
また、靭帯損傷や半月板損傷等のスポーツ障害に対して、スポーツ復帰やこれからの障害予防のためにその人にあった治療やトレーニングを提案しています。
入院でリハビリテーションを行っていた方に関しても、退院後、外来で継続してリハビリテーションを行い、
退院後に困難と感じた機能の改善や動作の指導を進めております。
なお、外来運動療法につきましては完全予約制となっております。


主な疾患

四肢の骨折(術後・保存)・脊柱圧迫骨折・変形性関節症(人工膝・股関節置換術 等)
脊柱疾患(椎弓切除術・後方固定術・ヘルニア切除 等)・肩関節疾患
靭帯損傷等のスポーツ障害  胃癌・大腸癌等の消化器外科
脳血管障害・肺疾患・血液疾患等の内科疾患

理学療法

理学療法は、歩く、立ち上がるなどの基本動作の回復プログラムや、痛みや麻痺などに対して電気療法や温熱療法などの物理療法を合わせて、運動機能・動作能力の改善や維持を図る治療を提供します。

関節可動域練習

骨折などの外傷で関節を固定したり、病気などで長期の寝たきりになった場合、身体の関節を動かすことがなくなったり、少なくなったりします。
そうなると関節が硬くなり、放置するとそのまま動かなくなってしまいます。
硬くなった関節を動かし、筋力を発揮しやすくして身体の動きを良くしていきます。
ストレッチングなどを行い、筋肉を伸ばしたり収縮させることで柔軟性を上げ、痛みも軽減し、関節も動かしやすくなります。

筋力増強練習

なんらかの障害により、筋力低下が起こり日常生活に支障が出る場合、筋力増強練習を行います。
筋力を増強させるには、負荷が必要です。
負荷のかけ方には様々なものがありますが、重力を利用するものや、ゴムなどによる弾性を利用するもの、油圧や空気圧による抵抗を用いるものが一般的です。
当院では、ゴムバンド、重錘など、個々の症例に応じて、多様な筋力増強法をご指導させていただいています。


バランス練習

人が運動している時や、重力に対して傾いた状態にある時にこれを察知する働きを平衡感覚と言いますが、これが障害される状態がバランス障害です。
脳卒中やパーキンソン病などの中枢神経の疾患で著明に低下する時がありますが、高齢者でも徐々に自然にバランス能力が低下し、転倒の原因となる場合もあります。
個々のバランス障害のある症例を評価し、適切なバランス練習を実施しています。


物理療法

物理療法は温熱療法、牽引療法、電気療法等に分類され炎症や症状を改善し回復を促進していくことができます。
物理療法は運動療法や機能訓練など他の治療とともに利用されることが多くあり、適切な物理療法と他の治療法を組み合わせることで、より高い治療効果を得ることができます。

温熱療法:患部を温めることで疼痛を緩和し、血液循環を改善します。

牽引療法:脊椎の離開による圧力を減少、脊椎の圧迫や神経根の圧迫の軽減、疼痛性の筋硬結の軽減などにより痛みの軽減が期待できます。

電気療法:患部に電流等を流し、疼痛をコントロール、患部の治癒を促進します。

担当医

宮原 真(部長)

出身大学
新潟大学医学部卒業
専門分野
一般整形外科
取得資格
日本整形外科学会専門医

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