ご利用案内

血液内科

当科の入院患者は常時10人以上で、年間延べ入院患者数は約110人、その平均年齢は72±12歳で、その多くは他院からご紹介いただいた患者です。
急性白血病は全患者数の34%で日本成人研究グループのプロトコールに従い化学療法を行っています。
高齢者低形成白血病はCAG療法を積極的に行い、良い結果を得ています。悪性リンパ腫は22%で主にR-CHOP療法により加療し多発性骨髄腫は18%で連続MPT(サリドマイド)療法にての寛解症例を認め、長期生存例も認めています。
骨髄異形成症候群は6%で低リスク群、高リスク群、それぞれにテイラーメイドの治療を行っています。
慢性骨髄性白血病はBCR-ABL阻害薬を用いて分子標的治療を行っています。再生不良性貧血に対して免疫抑制療法(ATG、CyA)により加療しています。
その他の血液疾患も可能な限り、標準的な治療をしておりますので、お困りの際にはお問い合わせください。

診療方針

guidance3_2診断をつけるために血液を調べたり、血を造っている骨髄に針を刺して骨髄液を採取したり、あるいは腫れているリンパ節を切ったりします。近年、老人性血液腫瘍が急激に増加してきている。当院では主に老人に多い白血病・多発性骨髄腫・非ホジキンリンパ腫が多く、患者に適した個別的な治療方法をとっている。

対応疾患

白血病・悪性リンパ腫・多発性骨髄腫などの悪性腫瘍、再生不良性貧血、骨髄異形成症候、鉄欠乏性貧血などの貧血症、出血を起こす病気など

特に、血液三大腫瘍と言われるものに、

  1. 多発性骨髄腫とサリドマイド ※当院におけるサリドマイド療法の治療結果はこちら
  2. 老人性白血病とCAG療法
  3. 悪性リンパ腫とCHOP療法

があります。

担当医

石山 泰二郎(院長)

出身大学
長崎大学医学部
専門分野
血液内科
取得資格
医学博士
日本血液学会代議員
日本臨床免疫学会評議員
日本内科学会認定内科専門医
日本血液学会専門医
HIV指定医
呼吸不全指定医
経  歴
1984年1月  順天堂大学医学部内科助手
1988年10月  江東病院内科医長
1990年8月  昭和大学血液内科講師
1996年2月  マサチューセッツ総合病院
       (ハーバード大学)研究員
1997年4月  昭和大学血液内科講師
2012年6月  横浜鶴ヶ峰病院院長就任
※院長 石山 泰二郎の関係著書一覧はこちら

柳 光章(総合健診センター副センター長)

出身大学
山梨医科大学医学部
専門分野
血液内科・人間ドック健診
取得資格
医学博士
日本総合健診医学会 人間ドック健診指導医・専門医
日本内科学会認定内科医
日本血液学会専門医
日本人間ドック学会 人間ドック健診情報管理指導士
経  歴
1990年5月  山梨医科大学 第2内科入局
1992年6月  藤枝市立病院勤務
1994年6月  浜松医科大学 第3内科勤務
1997年6月  山梨医科大学 第2内科助手
2000年10月 山梨医科大学医学部付属病院 
       輸血部講師
2006年10月 日立横浜病院総合健診センター
       センター長兼内科主任医長

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